Ensemble Großen Künstlers 第14回演奏会

曇りがちで、時折小雨が降る日曜日の昼。場所は大田区民プラザ(写真上)。ここで、Ensemble Großen Künstlers 第14回演奏会が行われたのである。理由は、「ふーちゃん」こと、星川 風さんがオーケストラメンバーにいるから(担当パートはティンパニ)。クラシックの演奏会鑑賞は3回目。13時30分に開場し、14時開演。
今までは前の中央に座っていたので、後ろに配置されることの多い打楽器(一般にパーカッションと言っているが)の演奏が全然見えなかったが、今回はやや後ろ気味でティンパニが見える左側(客席から見て)に座ったので、後ろのティンパニの演奏を見ることができた。
まずは、ベートーヴェンの「七重奏曲」から。演奏者は7人だけ(ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、コントラバス、クラリネット、ファゴット、ホルン各1人)。第6楽章まである約45分の曲。指揮者はいなく、演奏はシンプルながら内容は濃厚と言える素晴らしいものであった。今まで多人数で聞いていた事が多かったので、それがかえって新鮮味を感じたのだ。
次は、コントラバス・アンサンブル「コンバース」の演奏。コントラバス奏者4人登場。なんと、一転して4色のTシャツとGパンというクラシックに不似合いな服装で表れたではないか。というのは、この演奏会は子供でも楽しめるというところがポイントで、ここでは誰もが知っている曲を演奏されていたのである。クラシックに親しみを感じさせるのにピッタリでしたね。

休憩15分の後、本来の形とも言うべき多人数での演奏で、ドヴォルザークの「交響曲第7番」。第4楽章まである約40分の曲。コントラバスを演奏されていた平尾さんが指揮。見事でありながら面白さもある指揮と、それに応えるかのごとく時間を忘れさせるほどの素晴らしい演奏。もちろん、ふーちゃんのティンパニ演奏も見ましたよ。
終われば、鳴り止まない拍手。毎度のことである。と、アンコール曲が待っていたのである。ブラームスの「ハンガリー舞曲第4番嬰ヘ短調」。心憎い演出、感心しきりだ。またして拍手が止まらない。こうして、約2時間の演奏会は幕を閉じた。
さて、終わればふーちゃんと会うことになっている。今回は僕が見えていたという。嬉しいなぁ。さらにサプライズが。なんとW/OR(ダブルオレンジ)のパートナーである、藍沢 彩羽さんが来ていたのである。クラシックの演奏会でW/ORがお互い顔を合わせるのは、僕が見た分だけでは「初」である。で、ふーちゃんのブログに書いてあった「ちょっとしたお土産」は、演奏会のリーフレットのセット(写真下)である。今回のリーフレットの製作担当は、なんとふーちゃんであった。確かに、ライブの時のリーフレットの作りとそっくり。わずかな時間であったが、会えて良かった。そんな思いも土産に、大田区を後にした遊び人であった。次は年末の池袋のライブという。楽しみだ。予定を付けたい。