オフィス櫻華プロデュース パートⅤ サンタがくれた季節

シアター風姿花伝なべちゃん祭りの余韻が冷めないまま、クリスマスを迎えた昼。目白通りと山手通りが交差する目白五丁目バス停の近くにある、「シアター風姿花伝」(写真)。ここで、舞台「サンタがくれた季節」が行われたのである。今日が最終日。で、行く理由はわかるだろう。そう、W/ORの藍沢 彩羽さんが出演しているのだ。
13時30分に開場し、14時開演。と思いきや、ここでプレゼント抽選会が行われた。当たるのは2人だけ。当然、当たるわけがなかった。それでは、鑑賞しよう。

映画監督のたまごである男がいた。彼は自分の幸福より他人の幸福を優先していた。そんなある日のこと、猫を助けに飛び出した途端に、トラックに轢かれて命を落としてしまうのだった。
気がつけば、彼は裁判に立たされていた。だが、周りにサンタ達がいるではないか。なんと、彼は生前にサンタの存在を信じていなかったため、罰としてサンタとして働くことになったのである。
彼の任務は、とある不幸な少女の願いを叶えること。その少女こそ、彼の片思いの人だった。彼女の願いは、彼の学生時代の映画サークル仲間といっしょになること。
だが、いつしか仕事がうまくいかずに、ぎくしゃくしてしまう。そしてついに、別れ話に発展してしまう。この状況に、サンタになった彼は、何とかして願いを叶えるべく行動することに。しかし、サンタは決して人前に姿を表してはならないというルールがあった。クリスマスイブまでに願いを叶えなくてはならない。なのに、ルールに阻まれて、なかなか動けない。こうして、ついにクリスマスイブを迎えたのであった。
いてもたってもいられなくなった彼は、禁を破って彼女と仲間の目の前に現れる。そして思いを伝えた。こうして、彼女の願いを叶えるという任務を果たすことができた。しかし、彼は禁を破ったために再び裁判に立たされる。が、他人の幸せを大事にする彼の姿勢に免じて許されたのであった。

こうして、約90分の感動の舞台は幕を下ろしたのであった。もちろん、藍沢 彩羽さんにも会ったよ。さらに、W/ORの星川 風さんも来ていたではないか。ちょっと話をして、劇場を後にしたのであった。素敵な舞台を届けてくれた皆さん、本当にありがとう!!